1/32 エーリカ・ハルトマン フィギュア

エーリカ・ハルトマン中尉、柏葉剣付き騎士鉄十字賞の受勲時の御姿でも1/32で作ってみます。
無帽、着帽ヘッドコンパチにしましょう。まずは無帽Ver.

このスケールならルフトヴァっフェの飛行機やキューベルなんかに添えてもいいかなと思いまして。

 この茶色の素材は造形粘土プロスカルプです。 かつて色々なスカルピーを試してみたんですが、グレースカルピーで足など細いところがポキポキポキポキポキ折れて心も折れてたんですが(笑) プロスカルプはその辺の性能がかなり改善されていて作業性が良いです。 上の状態で壁にくっついた状態で芯などを入れることなく粘土で一気に作ってから焼成します。

 焼結してから壁から切り離し、背面は硬くなった粘土の塊を彫刻していきます。 この工法はタペストリー式、solo式などと言われるミニチュアフィギュアの工法です。 プロスカルプならやや高温でしっかり焼けば、この細い首も何の芯金がなくともその後の作業に耐える強度があります。 また、焦げにくいのでディテールを追加しては焼く「追い焼き」が容易なのでパテ等を使わずともこの程度まで作れちゃいます。 しかしPVCですから深焼きすると反比例して切削の作業性は悪くなるのでその辺のバランスを知るには試行錯誤が要りますね。
 ハルトマン中尉は設定では身長154センチなので、1/32換算でちょっきり48ミリで作りました。 このように1/35のオッサンさんより小柄になりますね。 このスケールだと頭髪を別パーツにできないので複製の抜きを考えると髪の毛の造形が難しいです。 これから。仕上げはパテでやっていきます。

主にエポパテでディテールは作り、微細な表現は表面処理を兼ねて溶きパテを使います。 ヘッドはどうせ着帽とコンパチにするんで別パーツとしました。 右足が0.5ミリ長かったのを足首で詰めました。 後ろ手に手を組むっていうのは抜きを考えると面倒な造形ですね。 作りましたけど(^^;


更にブラッシュアップ。 例によってこうして画像を見ると修正点を見つけるという賽の河原状態ですが、まぁ こんなとこで一旦完成とします。

シリコン型に埋めてレジン複製

エーリカ&ウルスラ姉妹。ナンチャッテ(´∀`)

そして塗装。

塗装はファレホとガッシュを主に使ってます。

着帽バージョンを作ったらまた紹介しますぅ。